日本不動産は大丈夫?
中国の不動産業界は前から大変なことになっている。加えて、金利高で、米国の住宅売上も急減しているようだ(10月19日日経)。他方日本では、いまもって新築マンションは高値が続いているようだが、この先はどうか。
変調の兆しはある。都心部の大規模開発案件では、テナントが期待しているようには集まらないようだ。REIT(不動産投資信託)の価格も崩れている。REITについては、外債の評価損に苦しむ地銀が、虎の子を売って穴埋めに走っているという側面もあるかもしれないが。
日本だけは外国と異なり低金利が続いている。しかしいつまでも日本不動産だけ堅調が続くという想像はしにくい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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