住宅ローン金利上昇の気配?

 世界的なインフレとそれに伴う金利上昇の波は日本にも及んできた。日本の長期金利の上昇気配を受けて、金利リスクを回避したい住宅ローン用者が固定金利を選択するケースが増えているようだ(2月22日日経)。
 俊敏な利用者が固定金利を選択しそれが主流になる。海外の債券投資家が日本国債を売り仕掛ける。さらに金融機関がコストとリスクに目覚めて住宅ローンの利鞘を拡大する。これらが重なると日本の長期金利も欧米に追随して上昇していくかもしれない。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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