個人年金資産形成は黙ってインデックス型
三菱UFJグループはインデックス型の投資信託の手数料を、国内資産は0.5%、海外資産は0.75%に一律に引き下げる(2月9日日経)。インデックス型は銘柄調査にコストがかからず機械的に運用できるから、手数料が低くなるのは当然だ。むしろ記事中のグラフで認識を新たにしたのは、いまだにインデックス型の全体に占める割合が20%強にとどまることだ。
運用者は自負もあって、アクティブ型(銘柄選択型)がインデックス型に勝つと思っているが、年金資産の形成を目指す個人投資家はそのような幻想を抱いてはいけない。余計な事を考えず、黙ってインデックス型で機械的に積み立てなければならない。今回の手数料引き下げもそれを後押ししている。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 | |
---|---|
業務分野 |
関連するコラム
-
2025.07.03
奈良 正哉
アクティビストとの会話
アクティビストとの会話にはもちろん有益な面もある。製造会社であれば経営者の主な関心は作ることと売る…
-
2025.07.02
奈良 正哉
路線価上昇
路線価(土地価格指標)が上昇している。第2のニセコとして白馬村が活況だそうだ(7月2日日経)。ニセ…
-
2025.07.01
奈良 正哉
日本郵政トホホな株主総会
株主総会シーズンが終わって日経は複数のレビュー記事を掲載してきた。日本郵政もそのひとつだ。数々の不…
-
2025.06.30
奈良 正哉
ウナギに口を出すな
今年シラスウナギが豊漁でウナギの価格低下が見込まれている。喜ばしい。 他方、長期的には問題が発生…
奈良 正哉のコラム
-
2025.07.03
奈良 正哉
アクティビストとの会話
アクティビストとの会話にはもちろん有益な面もある。製造会社であれば経営者の主な関心は作ることと売る…
-
2025.07.02
奈良 正哉
路線価上昇
路線価(土地価格指標)が上昇している。第2のニセコとして白馬村が活況だそうだ(7月2日日経)。ニセ…
-
2025.07.01
奈良 正哉
日本郵政トホホな株主総会
株主総会シーズンが終わって日経は複数のレビュー記事を掲載してきた。日本郵政もそのひとつだ。数々の不…
-
2025.06.30
奈良 正哉
ウナギに口を出すな
今年シラスウナギが豊漁でウナギの価格低下が見込まれている。喜ばしい。 他方、長期的には問題が発生…