きらぼし銀行傘下にネット専用銀行

 きらぼし銀行は傘下にネット専用銀行を作って、個人預金口座の30%程度を本体銀行からの移管を勧めるようだ。同時に既存のリアル店舗を50%程度閉めるそうだ(1月18日日経)。
 その後、本体銀行は何をやるのだろう。教科書的に言えば、資産運用や相続等種々相談業務ということになる。これで食っていけるのだろうか。いずれにせよ全体的に言えば、「非銀行」になるのだろう。同じことを地方の地銀ができるだろうか。きらぼし銀行の営業地盤は東京だから、きらぼしの支店なくなっても都民は銀行難民にはならない。地方ではそうはいかないだろう。「非銀行」としての展望もそんなに明るくないかもしれない。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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