FIREという生き方

 FIREとは、Financial Independence, Retire Early movement の略語である。要は金を貯めて、40代、50代など早くに引退して、貯めた金の運用益でその後の余生を過ごそうということで、最近のブームのようだ(今週号の週刊ダイアモンド他)。他人の生き方なのでとやかく言う権利はないが、感じることは二つ。
 一つはそんな消極的な生き方でどうするのだろうということ。中国で問題になっている「寝そべり族」とたいして違わないような印象を受ける。もう一つは、記事等によれば当面の資産残高目標は1億円のようだが、その程度の金と運用益で長い余生を暮らして行けるものだろうかという疑問である。
 いずれにせよ活力を感じない生き方がブームになるのは気持ちを暗くする。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

関連するコラム

奈良 正哉のコラム

一覧へ