倒産の減少と廃業の増加
2020年度の倒産件数は、1990年度以来30年ぶりの低水準だった(東京商工リサーチ、4月9日日経)。1990年といえばバブル絶頂期でありバブル崩壊元年だ。その時以来だからいかに少ないかがわかる。コロナ対策緊急資金繰り支援の賜物だろう。
一方、休廃業は増加基調である。こちらの方が経済実態をより正確に表しているだろう。資金繰り支援策でいったん生き永らえた企業も、いつまでも「ゾンビ企業」として存続することはできない。資金がすでに足りなくなった企業も、それらに多く貸している中小金融機関もこれから正念場を迎える。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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