大統領の言論の自由の侵害
トランプ氏のアカウントをTwitter社が永久閉鎖したことについて、欧州当局者などから批判の声が上がっている。言論の自由という基本的人権を同社が侵害している、ということだ。そもそも基本的人権の侵害主体は国家権力であり、侵害被害者は個人である。そして、憲法により侵害が禁止される。
ところが、今回の侵害主体はTwitter社という私企業で、侵害被害者は米国大統領という、個人でもあるが、国家権力でもあるような人だ。Twitter社を含むSNS各社は、こと言論については、個々の国家権力よりも強力で影響力が強いという認識なのだろう。
こうした企業の勃興は最近のことで、ほとんどすべてが米国企業であり、日本企業ではないことが寂しい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2026.04.30
奈良 正哉
アジア新興国若年層失業問題
若年層の失業問題は、失業率が20%を超えてついに公表しなくなった中国特有の問題かと思っていた。しか…
-
2026.04.28
奈良 正哉
大和証券オリックス銀行買収
大和証券グループがオリックス銀行を買収する(4月28日日経)。記事中「不動産融資や信託強化」とある…
-
2026.04.23
奈良 正哉
プルデンシャル生命問題
プルデンシャル生命は営業自粛期間を11月まで延長した。問題の本源は「フルコミッション(完全歩合)」…
-
2026.04.22
奈良 正哉
みずほ信託総合首位
みずほ信託銀行は、商品力や使いやすさによる評価ランキングで初の総合首位となった。(4月22日日経評…