買いたくても買えない空き家
空き家を買いたくても、その所有者が不明で買えないケースも多い。登記簿を見ても、記載の所有者が真の所有者でない。相続登記がされていないケースがその典型だ。戸籍を追っていけば、判明することもあるだろう。ただ、空き家の購入希望者は、空き家の所有者として表示されている人の戸籍を取得することはできない。弁護士を使ってもできないとの見方が一般的だ。こうして、九州全土より広いとされる「所有者不明土地」のため池に転落すると、二度と浮き上がってこられない。長年空き家として居住権が放棄されている。一方、おそらくだれも固定資産税納税義務を果たしていない。こうした場合はプライバシーを後退させてもいいのではないか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.07.26
奈良 正哉
小林製薬顧問報酬200万円
小林製薬は、事件の責任をとって会長を引いて顧問になった創業家一族の小林氏に対して、月額200万円!…
-
2024.07.25
奈良 正哉
中国は国営企業を中心に成長する?
中国は国営企業を中心に成長していくことを3中全会で確認した(7月19日日経)。国営企業の非効率性は…
-
2024.07.24
奈良 正哉
みずほ社員教育投資
みずほFGは社員が資格を取得した場合、報奨金として最大40万円を助成する(7月18日日経)。社員教…
-
2024.07.22
奈良 正哉
バイデン氏撤退
銃撃直後の共和党指名大会で、トランプ氏は「団結」や「全国民の代表」といった言葉使って、これまでにな…