買いたくても買えない空き家
空き家を買いたくても、その所有者が不明で買えないケースも多い。登記簿を見ても、記載の所有者が真の所有者でない。相続登記がされていないケースがその典型だ。戸籍を追っていけば、判明することもあるだろう。ただ、空き家の購入希望者は、空き家の所有者として表示されている人の戸籍を取得することはできない。弁護士を使ってもできないとの見方が一般的だ。こうして、九州全土より広いとされる「所有者不明土地」のため池に転落すると、二度と浮き上がってこられない。長年空き家として居住権が放棄されている。一方、おそらくだれも固定資産税納税義務を果たしていない。こうした場合はプライバシーを後退させてもいいのではないか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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