高齢者の家族による出金
高齢者の家族が、なんの権限もなく、高齢者のキャッシュカードによって、私的用途のために預金の引き出しをする。これが後の相続争いの大きな要因の一つだ。全銀協は、高齢者の家族が本人に代わって預金を引き出す際の指針をまとめるそうだ(10月20日日経)。これにより高齢者のもとに眠る預金が正規の手続きのもとに引き出され、高齢者自身の必要な支出に充てられ、さらに後の相続争いも防ぐことができれば言うことはない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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