カジノはどうなる?
カジノ運営の大手ラスベガスサンズが日本進出を断念した。日本のカジノ規制の厳しさに見切りをつけたとの分析もあるが、足元の経営環境の悪化も理由の一つだろう。米国MGM、マレーシアゲンティンなど、他のカジノ運営業者の経営環境も大変なことになっているようだ(8月29日日経)。カジノ大手は事業リスクの一つとして、パンデミックも勘定に入れていただろうし、一部は保険にも入っていたかもしれない。ただ、今回の世界規模でのパンデミックは想像を超えているだろう。観光需要はそのうち戻ってくるだろうが、カジノ需要はどうか。人間の射幸心は三密に勝つか?
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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