不動産投資はだめなのか
オフィス空室率の上昇や、地下の下落など、コロナによって働き方や住まい方が変わり、不動産には強い逆風が吹いているとの報道を多く見る。ただ、長期に渡り不動産投資はダメかについては疑問がある。これまで日本の専売特許だったゼロ金利は、今や世界中に広がっている。ゼロ金利は、債券の長期大手投資家である年金資金にとっては本当に困る。そこで代替資産として、不動産投資が消極的に選択される可能性は高い。そうした見方をしている専門家もいる(今週号エコノミスト)。日本のリート(不動産投資信託)なら平均4%程度の利回りが出る。対して国債のリターンはおおむねゼロだ。個人つみたてNISA投資家もリートをあわてて外す必要はないと思われる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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