泉佐野市の勝ち。だが。
ふるさと納税をめぐる泉佐野市と国との争いは、最高裁逆転で泉佐野市の勝ちとなった。規制「前」の実績を、規制に当てはめて制度対象外とするのは許されない。つまり、国の後出しじゃんけんはダメ、という判断だ。法的にはそうなのだろうが、政治的にはどうなのだろう。ふるさと納税は、自治体側から見れば返礼品を餌にした税金の奪い合いだ。同市のような大勝ち組もいれば、反対に、世田谷区のような大負け組もいる。納税者から見れば、高額所得者ほど得をする逆進的制度だ。ふるさと納税利用者も、自分は利用をしつつ、制度の正当性には首をかしげる向きは多い。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.10.20
奈良 正哉
政界再編の動きの中で
一連の政界再編の動きの中で、玉木氏は評価を下げてしまったようだ。お神輿に乗ってやってもいいが立派な…
-
2025.10.16
奈良 正哉
クマ出没
連日クマ出没のニュースが流れる。以前からクマは出没していたがニュースになるからニュースにしているの…
-
2025.10.15
奈良 正哉
万博工事未払い問題
万博が閉幕した。事前の批判や疑念を覆して興行的には成功だったようだ。公金で赤字補填をしなくてすんで…
-
2025.10.14
奈良 正哉
総理は誰に
政局は面白くなってきた。自民公明のお別れについては、選挙が心配な議員を除いて、自民支持者も議員も学…