日本IRの行方
カジノ運営会社大手、ラスベガス サンズが日本参入を断念したそうだ(5月14日日経)。コロナのおかげで世界中で集客がままならない状況では、将来への投資よりも、現在の経営が重要であったのだろう。日本IRにおけるカジノは、依存症対策の名のもとに、なるべく顧客が来ないように入場のハードルを高くする。開場後の採算についても不安があったのかもしれない。サンズに続いて他の運営会社も次々参入断念ということになると、これまで長い間議論してきた日本IRは頓挫してしまうかもしれない。そもそも、不要不急+三密の代名詞とも言えるカジノは、コロナ時代には存在が難しいのかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2023.12.01
奈良 正哉
日大無様な終焉
アメフト部廃部は予見した通りとなった。しかしこれまでの経緯は予想を超えて酷いものだった。「ブツパケ…
-
2023.11.22
奈良 正哉
三井住友建設第三者委員会
三井住友建設は、大型プロジェクト(華々しくオープンした麻布台ヒルズと言われている)の工期遅れ等によ…
-
2023.11.20
奈良 正哉
社長後継者の選任
上場企業で社長の後任の選別を具体的に進めている割合は26%にとどまる(11月18日日経。デロイトと…
-
2023.11.17
奈良 正哉
宝塚問題
宝塚問題は長く尾を引きそうだ。外部弁護士の調査報告に被害者代理人はまったく納得していない。文春をは…