ポストコロナは日本社会の勝ち
国民の倫理感なのか、生活習慣なのか理由は定かではないが、日本のコロナ状況は他国を圧倒して良好である。政治指導力を称賛されているドイツに比べても、感染者数、死者数とも10分の1以下である。アメリカでは全体の感染状況も悪いが、それに加えて、黒人層の感染率、死亡率が突出して高い。アジアの優等生とされたシンガポールでも、他国から出稼ぎ労働者のクラスターが発生している。このように、コロナを契機に自国内で社会的分断が明らかになっているケースもある。日本はこうした状況にはない。コロナに関してはかなり幸運に恵まれている。ポストコロナは日本の勝ちではないか。過度に悲観的にならないことが肝要だ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.11.07
奈良 正哉
建設業3K脱出でも
大手建設会社大林組が建設現場にカフェ風休憩所を作った(11月6日日経)。建設業界の3K(きつい、汚…
-
2025.11.05
奈良 正哉
オーバーツーリズムの裏で
インバウンドによるオーバーツーリズムの反対現象として、日本人の国内観光は減少している。前年同期(1…
-
2025.10.31
奈良 正哉
小中学校教員のワークライフバランス
高市発言で一時話題になった「ワークライフバランス」。気力・体力・使命感のある自発的労働はこんな建前…
-
2025.10.29
奈良 正哉
ニデックはどうなってしまうのだろう
ニデックはどうなってしまうのだろう。東証から「特別注意銘柄」に指定されて、日経平均からも外された。…