痛みの分かち合い
テレワークが叫ばれている中で通勤している人は、仕事の性質上、実質的には顧客の都合や要求に合わせるために、通勤せざるをえないということが多いのだろう。そんな中、一部のゼネコンでは、発注主の同意を得て、建設工事を中断する動きが出てきた。社内にコロナ感染者が発生したことが、直接の原因であったようだ。ただ、顧客の理解が得られれば、通勤や三密を防止できるということだろう。中小飲食店を救うための家賃の繰り延べや免除の動きもあるようだ。一部の人が痛みの全部を引き受けて、他の人は無関係という構図ではなく、組織全員で痛みを分かち合うというメンタリティは、もともと日本人が持っている美徳であるように思う。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.07.02
奈良 正哉
路線価上昇
路線価(土地価格指標)が上昇している。第2のニセコとして白馬村が活況だそうだ(7月2日日経)。ニセ…
-
2025.07.01
奈良 正哉
日本郵政トホホな株主総会
株主総会シーズンが終わって日経は複数のレビュー記事を掲載してきた。日本郵政もそのひとつだ。数々の不…
-
2025.06.30
奈良 正哉
ウナギに口を出すな
今年シラスウナギが豊漁でウナギの価格低下が見込まれている。喜ばしい。 他方、長期的には問題が発生…
-
2025.06.26
奈良 正哉
農水局でいいのでは
令和の米騒動は若きヒーローを生んだと思った。しかし、都議選を見る限りまぼろしだったようだ。一部長老…