金融政策総動員
FRBが緊急利下げを決め、日米欧の主要中銀がドル資金の協調供給を決めた。日本を除き欧米は日曜日だから、まさに「緊急」であり、金融政策を総動員して、本日3月16日月曜日の朝の東京から、市場の動揺を抑え込もうという強い意志の表れだろう。ただ、資金繰り倒産の連鎖を避けるという意味はあろうが、今回のコロナに対して、どれだけ金融政策が有効なのだろう。消えてしまった実需を復活させることが必要だが、そこは財政に期待するしかないか。我々一般国民としては、取りやめになった3月中の宴会を、4月以降に倍返しすることにするか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.04.17
奈良 正哉
紅麹の影響はどこまで
紅麹が問題となった小林製薬は、再発防止策を取締役会で定期に話し合うことにしたそうだ(4月16日日経…
-
2024.04.15
奈良 正哉
地方金融機関の受難は続く
相続を期に、地方に住む親から都会に住む子供世代に預金が移動している(4月14日日経参照)。金利が付…
-
2024.04.12
奈良 正哉
廃業・倒産も悪いことばかりじゃない
ゼロゼロ融資の麻酔も切れ始めて、2023年度、廃業・休業は5万件を数え、倒産も9千件を超えた。対し…
-
2024.04.11
奈良 正哉
中国人の中国脱出
中国からの脱出は外資だけではない。中国人も大挙して脱出している。メキシコ経由アメリカへの不法中国移…