遂に信託報酬ゼロ投信
野村証券グループが信託報酬ゼロの投信を売り出す(2月26日日経)。このところ、つみたてNISA用に信託報酬を低く抑えた、インデックス型の投信の投入が増加していたが、遂に信託報酬はゼロになった。ゼロの訴求力は大きいから、競合他社も追随するのだろう。たこ足毎月分配型投信人気といういびつな発展を遂げてきた日本の個人投信市場も修正がなされ、今後は低(ゼロ)報酬のインデックス型中心に発展していきそうだ。今回は外貨建ての投信だから、信託銀行に円貨と外貨の交換による為替売買益は発生するのだろう。だから全く収益性がない商品ということではないと思われる。もっとも、投信会社等の収益にとっては厳しい商品が発展の中心になりそうだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.07.08
奈良 正哉
気安く友達インサイダー
インサイダー違反者は、社員や契約当事者を押さえて、友人や同僚が最多になっている(6月1日日経)。人…
-
2025.07.07
奈良 正哉
ダライラマ輪廻転生後継者
ダライラマ14世は、自身の後継者は、輪廻転生を前提とした手続きで選定されることを確約した(7月3日…
-
2025.07.04
奈良 正哉
中国共産党員1億人
中国の共産党員が1億人を突破したそうだ(7月1日日経)。思想信条はともかく実利に目ざとい中国人らし…
-
2025.07.03
奈良 正哉
アクティビストとの会話
アクティビストとの会話にはもちろん有益な面もある。製造会社であれば経営者の主な関心は作ることと売る…