車が要らなくなってしまうと
三井不動産レジデンシャルが、都内に駐車場のない戸建てを販売するそうだ(1月23日日経)。車が要らない層が増えているからだ。かつて分譲マンションでは敷地内に駐車場があることがステイタスで、駐車場数が住戸数に足りないと取り合いになった。それがいまや、既存マンションでは空き駐車場が問題化している。空いている分賃料が入らないので、マンション全体の管理費財源に穴をあけるからだ。このように、車不要状況は進展しつつある。車は巨大産業で関連産業の裾野も広い。これが要らない社会になってしまうと、産業構造の大変革が求められるだろう。最近のトヨタの危機感の表明はこうしたことにあるだろう。日産は大丈夫か。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.09.10
奈良 正哉
大学の資産運用
大学の資産運用の多くは現預金のようだ(9月7日日経)。「運用」といえるかどうかははなはだ疑問だが。…
-
2025.09.09
奈良 正哉
タンス預金減少
タンス預金が13兆円減って47兆円になったようだ(9月8日日経)。金額自体は依然として膨大だが、増…
-
2025.09.08
奈良 正哉
ニデック会計不正
ニデックが会計不正の疑いで揺れている。事実はわからないが、第三者委員会が明らかにしてくれるだろう(…
-
2025.09.03
奈良 正哉
サントリーの記者会見
新浪会長辞任によるサントリーの記者会見を見た。日経関連各社を除けば、無意味、無関係、重複質問のオン…