車が要らなくなってしまうと
三井不動産レジデンシャルが、都内に駐車場のない戸建てを販売するそうだ(1月23日日経)。車が要らない層が増えているからだ。かつて分譲マンションでは敷地内に駐車場があることがステイタスで、駐車場数が住戸数に足りないと取り合いになった。それがいまや、既存マンションでは空き駐車場が問題化している。空いている分賃料が入らないので、マンション全体の管理費財源に穴をあけるからだ。このように、車不要状況は進展しつつある。車は巨大産業で関連産業の裾野も広い。これが要らない社会になってしまうと、産業構造の大変革が求められるだろう。最近のトヨタの危機感の表明はこうしたことにあるだろう。日産は大丈夫か。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.12.18
奈良 正哉
ルンバの負け
自動掃除機ルンバを手掛ける米アイロボットが破産法を申請した(12月16日日経)。中国勢に価格競争で…
-
2025.12.17
奈良 正哉
EUエンジン車禁止撤回
EUは35年以降エンジン車を禁止する目標を撤回する(12月17日日経)。足下で中国EV車に市場を席…
-
2025.12.16
奈良 正哉
JPX内部通報制度審査
JPXは、新規上場に際して内部通報制度の整備状況を審査する(12月12日日経)。オルツの不正会計が…
-
2025.12.15
奈良 正哉
世界投資と一局投資
日経「一目均衡」の「生き残るための世界株投資」に同感である(12月9日日経)。 内容は詳細に渡る…