リブラを目の敵にしていても
フェイスブックが発行を目論んでいる暗号資産リブラについて、中島教授の解説記事がある(12月26日日経)。リブラはよくできているので、その分中央銀行から目の敵にされているとの内容だ。たしかに安全性と流動性の高い暗号資産は、法定通貨の領域を侵犯するものとして、中央銀行にとっての脅威であることは間違いないだろう。中央銀行に信頼のない途上国では、リブラが法定通貨を完全に駆逐するかもしれない。ただ、リブラだけを目の敵にして、その発行に待ったをかけていても、その間隙をついて、中国はデジタル人民元の発行が秒読みだとされる。欧州でもデジタル通貨発行の動きがあるとの話も聞く。少なくとも、中国によって世界中の決済を支配されてしまうよりは、まだ、先進国当局の規制に従うとするリブラの方がまし、ということになるのではないか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2026.06.10
奈良 正哉
政党支持率や内閣支持率の信頼性
政党支持率や内閣支持率が各メディアから頻繁に発表される。メディアの党派性から数字に傾向がある。 …
-
2026.06.08
奈良 正哉
「専業主夫」増加
「専業主夫」つまり奥さんに扶養してもらっている夫、年金の受給資格3号の男性の数がこの30年間で3倍…
-
2026.06.05
奈良 正哉
スマートシュリンク
自治体が人口減を前提に行政サービスの在り方を再構成することを「スマートシュリンク」というそうだ(5…
-
2026.06.04
奈良 正哉
人口減は続く
人口減にかかる記事が日経に立て続けに掲載された。25年の出生率は1.14だそうだ。全国的に減少傾向…