クリスマスイブなのに
今日はクリスマスイブだ。ただ、コンビニやスーパーの装飾を見ても、近所の電飾住居を見ても、今年はどことなく賑わいに欠けるような印象だ。かつてバブルのころは、若者を中心に、分不相応なレストランを予約し、分不相応なシャンパンを開け、さらにそれを残し、これまでロビーにさえ入ったことのない高級ホテルに泊まるなど、さながら発狂クリスマスの様相であった。最近の地味めクリスマスは、わずか一日のための大量生産、大量廃棄、不相応な消費を抑えるという自制心の現れならいいが、むしろ、経済の長期停滞と、高齢化により、発狂する元気がなくなってしまったのだとしたら少し心配だ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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