クラウドファンディング業者の行くところ
クラウドファンディングの仲介業者が先日マザーズに上場した。クラウドファンディングの資金調達手法としての利用は、上場企業にまで広がっているそうだ(12月19日日経)。もともとクラウドファンディングは、公益的であったり、相互扶助的であったりするのが本質なのかと思っていたら、どうやら貸付けや出資といった、純粋に資金調達的利用が多いことが分かった。企業の資金調達としては、増資や、社債発行や、一般的には銀行融資が考えられるが、そうした調達ができない企業が利用しているのだろうか(同日経参照)。名前はかっこいいが、中国の融資平台のような、出資者の保護が不十分なノンバンクの変形になっていくリスクがあるようにも思う。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.06.23
奈良 正哉
日大不祥事体質
笑点で一之輔さんが母校日大の不祥事体質ついてまくらを振っていた。思い出したので最近報道された重量挙…
-
2025.06.20
奈良 正哉
日米外国人介護職
介護大手SOMPOケアは、インドでの研修修了者を日本の施設で介護士として受け入れる(6月20日日経…
-
2025.06.12
奈良 正哉
自社株買い最高潮
自社株買いが過去最高になっている(6月12日日経)。IRやSRの場面では、自社株買いをするのが当然…
-
2025.06.11
奈良 正哉
TACOでもTACOでなくても
中国に進出している米企業(大手から中小まで)対象にアンケートが実施された。これによると、対中関税が…