企業法務の充実と法律事務所の仕事
企業法務部門の充実が進んでいるようだ(11月18日日経参照)。弁護士の仕事という観点からは、企業内でそれが増え、企業外の一般法律事務所のそれは減るという構図と思われる。企業法務部門は、トラブルを未然に防止するためにあるわけだから、トラブルが顕在化して、外部の弁護士に依頼する事件は減る。だから、企業外部の法律事務所の仕事は一律に減るのではなく、トラブルを処理する(典型的には裁判をする)ことを主要業務にする法律事務所の仕事を中心に、減っていくだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2024.09.13
奈良 正哉
株主対策は信託銀行
知った顔の写真が日経(9月13日)に載っていたので、また信託のことを書いてみよう。信託銀行は企業の…
-
2024.09.10
奈良 正哉
株式報酬の拡大
株式報酬を役員から従業員にまで拡大する動きが加速している(9月10日日経)。従業員の経営参加意識の…
-
2024.07.30
奈良 正哉
オリンピック番組の視聴率など
我が家はオリンピック番組を見ない。特に主義主張があるわけではない。ただ関心がないだけだ。東京の例外…
-
2024.07.26
奈良 正哉
小林製薬顧問報酬200万円
小林製薬は、事件の責任をとって会長を引いて顧問になった創業家一族の小林氏に対して、月額200万円!…
奈良 正哉のコラム
-
2024.09.13
奈良 正哉
株主対策は信託銀行
知った顔の写真が日経(9月13日)に載っていたので、また信託のことを書いてみよう。信託銀行は企業の…
-
2024.09.12
奈良 正哉
相続には信託
相続預金のつなぎ止めのために、地域金融機関が本体による信託ビジネス参入を図る動きが見える。人間が絶…
-
2024.09.11
奈良 正哉
中国地方政府は罰金で食う
中国地方政府は不動産不況で税収不足に悩んでいる。これを補填するため罰金に目を付けた。交通法規違反は…
-
2024.09.10
奈良 正哉
株式報酬の拡大
株式報酬を役員から従業員にまで拡大する動きが加速している(9月10日日経)。従業員の経営参加意識の…