老朽化マンションの恐怖
幸いにも、筆者の住む街では先の台風による大きな被害はなかった。もっとも、表通りに面した壁が崩落した老朽空き家をいくつか見た。これが一軒家でなくマンションだったらと思うと、その通りを歩いて駅に通う身としては恐怖を覚える。マンションの外壁は共有部分であり、その所有者も管理者も住民である。もし老朽化したマンションの外壁が崩落して、通行人を傷つけたら、マンション住民が連帯して責任を負うのだろう。マンションが林立した地域でそれらが一気に老朽化すれば、損害賠償うんぬんの前に、怖くて外を歩けない街になってしまうような不吉な想像も働く。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.07.26
奈良 正哉
小林製薬顧問報酬200万円
小林製薬は、事件の責任をとって会長を引いて顧問になった創業家一族の小林氏に対して、月額200万円!…
-
2024.07.25
奈良 正哉
中国は国営企業を中心に成長する?
中国は国営企業を中心に成長していくことを3中全会で確認した(7月19日日経)。国営企業の非効率性は…
-
2024.07.24
奈良 正哉
みずほ社員教育投資
みずほFGは社員が資格を取得した場合、報奨金として最大40万円を助成する(7月18日日経)。社員教…
-
2024.07.22
奈良 正哉
バイデン氏撤退
銃撃直後の共和党指名大会で、トランプ氏は「団結」や「全国民の代表」といった言葉使って、これまでにな…