老朽化マンションの恐怖
幸いにも、筆者の住む街では先の台風による大きな被害はなかった。もっとも、表通りに面した壁が崩落した老朽空き家をいくつか見た。これが一軒家でなくマンションだったらと思うと、その通りを歩いて駅に通う身としては恐怖を覚える。マンションの外壁は共有部分であり、その所有者も管理者も住民である。もし老朽化したマンションの外壁が崩落して、通行人を傷つけたら、マンション住民が連帯して責任を負うのだろう。マンションが林立した地域でそれらが一気に老朽化すれば、損害賠償うんぬんの前に、怖くて外を歩けない街になってしまうような不吉な想像も働く。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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