老朽化マンションの恐怖
幸いにも、筆者の住む街では先の台風による大きな被害はなかった。もっとも、表通りに面した壁が崩落した老朽空き家をいくつか見た。これが一軒家でなくマンションだったらと思うと、その通りを歩いて駅に通う身としては恐怖を覚える。マンションの外壁は共有部分であり、その所有者も管理者も住民である。もし老朽化したマンションの外壁が崩落して、通行人を傷つけたら、マンション住民が連帯して責任を負うのだろう。マンションが林立した地域でそれらが一気に老朽化すれば、損害賠償うんぬんの前に、怖くて外を歩けない街になってしまうような不吉な想像も働く。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.10.16
奈良 正哉
クマ出没
連日クマ出没のニュースが流れる。以前からクマは出没していたがニュースになるからニュースにしているの…
-
2025.10.15
奈良 正哉
万博工事未払い問題
万博が閉幕した。事前の批判や疑念を覆して興行的には成功だったようだ。公金で赤字補填をしなくてすんで…
-
2025.10.14
奈良 正哉
総理は誰に
政局は面白くなってきた。自民公明のお別れについては、選挙が心配な議員を除いて、自民支持者も議員も学…
-
2025.10.08
奈良 正哉
クック理事解任ならず
少し古いニュースである。トランプ大統領は、FRB黒人女性民主党政権選出のクック理事の解任を求めたが…