台風被害は「まずまず」だったのか
台風被害について、二階幹事長が「まずまずで収まった」との発言をして、野党に批判を浴びている。言葉の使い方はともかく、今回たびたび引き合いに出された狩野川台風に比較すれば、被害はかなり少なかったことは事実だろう。気象予測の精度は向上し、ハザードマップの作成など防災準備も改善され、インターネットを通じた情報の収集や発信もスピードアップしたからだろう。「まずまず」とのいかにも肯定的な響きを持つ言葉を使うことは、政治家としては批判されるべきだ。しかし重要なことは、言葉尻をとらえることではない。客観的な事実に基づき、何が機能し、何が機能しなかったのか、被害を少なくするための具体的議論につながる問題提起だろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.05.02
奈良 正哉
女性役員比率
12月決算の東証プライム上場企業の内、女性役員比率が2030年度政府目標の30%を上回っている企業…
-
2024.05.01
奈良 正哉
ゴールデンウィーク中の学校
ゴールデンウィーク中の土曜日と平日も学校は営業?しているようだ。お客さんである子どもが来るから対面…
-
2024.04.30
奈良 正哉
介入か?それでどうする?
為替は160円まで買われて、154円まで急落した。為替介入がうわさされている。 ゴールデンウイー…
-
2024.04.26
奈良 正哉
資産運用教育
みずほは社員の年金制度をDC(社員が運用責任を負う)に一本化する。同時に資産運用教育も充実させる(…