日本対スコットランドはなぜ開催できたか
対スコットランド戦勝利の映像は繰り返し報道され、興奮は冷めやらない。ただ、なぜこの試合が開催に至ったのかについての報道は見ない。英国ガーディアン紙およびそれを自主的に邦訳したSNS投稿が伝えている。これによれば、日曜日の朝の開催の最終決定は、日本の協会の日本人メンバーに委ねられてそうだ。日本人メンバーは、台風被害の拡大が刻々と報道されている中、開催国のプライド、すなわち日本はできる、ということを世界に示すために難しい判断をしたということだ。堂々と勝つというサムライ精神の発露でもあったのかもしれない。その前提として、土曜日からスタジアムに泊まり込んで開催準備をしたオフィシャルの努力もあった。別の報道によれば、スコットランドの責任者が、もし中止になれば法的措置を辞さないと、言っていたとされるが、こうした非常識かつ自分勝手な発言をする責任者を擁しているようだと、スコットランドは戦う前から負けることが決まっていたのかもしれない、選手にはなんの罪もないが。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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