大臣の専門性・銀行経営者の専門性
内閣改造のたびに思うのは、大臣に専門性は不要なのだ、ということだ。時折、新大臣のプロフィールでその分野の実績などが紹介されるくらいだから、反対に一般論としては大臣に専門性はないのだろう。だから野党が揶揄するように「お友達」にも勤まるのだろう。実際に行政は官僚がやる。しかも官僚のうちキャリアと呼ばれる人たちは、転勤も頻繁だから専門性を磨く暇もないので、行政の実際はノンキャリアと呼ばれる人が支えているとされる。銀行は長年の護送船団方式で行政組織に倣うところが多かったから、同様に、担当役員は素人で、部長もあまり知らず、もっぱら、担当者によって部門が運営されているということになる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.07.26
奈良 正哉
小林製薬顧問報酬200万円
小林製薬は、事件の責任をとって会長を引いて顧問になった創業家一族の小林氏に対して、月額200万円!…
-
2024.07.25
奈良 正哉
中国は国営企業を中心に成長する?
中国は国営企業を中心に成長していくことを3中全会で確認した(7月19日日経)。国営企業の非効率性は…
-
2024.07.24
奈良 正哉
みずほ社員教育投資
みずほFGは社員が資格を取得した場合、報奨金として最大40万円を助成する(7月18日日経)。社員教…
-
2024.07.22
奈良 正哉
バイデン氏撤退
銃撃直後の共和党指名大会で、トランプ氏は「団結」や「全国民の代表」といった言葉使って、これまでにな…