つみたてNISAに企業奨励金
8月21日に日経によって、従業員のする「つみたてNISA」に奨励金を出している企業があることを初めて知った。記事は、この奨励金を非課税とするよう金融庁が働きかける、という内容だ。同時に時限措置になっている制度の恒久化も要望するそうだ。人生100年時代、2000万円不足するというリポートが独り歩きして政治問題化されたが、いずれにせよ利殖の必要性は高い。そしてある程度のリスクをとらないと利殖にならないが、個人が利殖に成功するのは、「長期・少額積立・ほったらかし」投資以外にない。すなわち「つみたてNISA」以外にはない。これに企業奨励金が非課税で加われば、この制度を利用しないのは愚か以外の何物でもないと言えよう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.07.03
奈良 正哉
アクティビストとの会話
アクティビストとの会話にはもちろん有益な面もある。製造会社であれば経営者の主な関心は作ることと売る…
-
2025.07.02
奈良 正哉
路線価上昇
路線価(土地価格指標)が上昇している。第2のニセコとして白馬村が活況だそうだ(7月2日日経)。ニセ…
-
2025.07.01
奈良 正哉
日本郵政トホホな株主総会
株主総会シーズンが終わって日経は複数のレビュー記事を掲載してきた。日本郵政もそのひとつだ。数々の不…
-
2025.06.30
奈良 正哉
ウナギに口を出すな
今年シラスウナギが豊漁でウナギの価格低下が見込まれている。喜ばしい。 他方、長期的には問題が発生…