いまだに自白強要取り調べ
8月2日の多くの民放は、愛媛県の警察が20代女性を誤認逮捕の上、自白強要と思われる取調べをしていたことを、繰り返し報道している。「いまだにこんなことをやっているのか」というのが第一印象だ。弁護人は国に賠償を求める訴訟をすることを考えているということであった。しかしそれに加えて、取調べ警察官個人に対して、公の場で、つまり裁判で責任を問わないと、個人としても組織としても真の反省にはつながらないのではないか。警察内部で、取調べ警察官が「厳重注意」などの処分を受けても、個人も組織もさほどの痛痒は感じないだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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