日本人は一強多弱が好き?
盛り上がりに欠ける選挙も終わり、予想とおりの結果となった。今朝の民放の報道時間は、選挙より吉本興業のほうが多かったようにも見えた。盛り上がりに欠く選挙、もっと根本的には緊張感を欠く政治状況の責任は、もっぱら野党にあるだろう。与党は派閥一丸となって戦っているのに、「野党」という政党は派閥ごとに分裂して選挙しているかのようだ。衆院で小選挙区制が導入された時の期待は、政権交代の機会を高めて、政治に緊張感を持たせることだった。しかし、結局、日本人は安定を好むようだ。経済が低成長とはいえ安定しているときに、政治も安定していて何が悪い、という感覚なのだろうか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.10.24
奈良 正哉
ボーイング大幅賃上げ
ボーイングは組合のストに負けて、4年で35%(単純年8%超!)もの賃上げを提示した。他方、同社は航…
-
2024.10.23
奈良 正哉
インサイダー監視なめてる?
金融庁に出向していた裁判官がインサイダー容疑をかけられている。今度は本丸東証の職員がインサイダー容…
-
2024.10.21
奈良 正哉
長い書名
ヒット本の書名は長くなっているそうだ(10月20日日曜日日経)。ヒット本を読まないのでそんなものか…
-
2024.10.15
奈良 正哉
スタートアップに投資をしたいけれど
大企業がスタートアップへの投資を活発化させているという記事がある(9月25日日経)。企業は全般に金…