放置空き家の深刻なリスク
今週号のエコノミストの特集は「空き家」だ。その中で目立ったのは、めずらしく(はじめて?)空き家オーナーの法的なリスクが解説されていることだ。空き家の瓦が飛んだり、壁が崩落して、隣家に損害を与えたら、空き家オーナーは損害賠償責任を負う。物的損害ならまだしも、万一、隣家の住人や通行人を傷つけたり、ひいては死亡させたりしたら大変なことになる。新築ビルでも施工ミスなどでこうしたことは起きる。古びた木造家屋ならなおさらだ。空き家オーナーは、取壊しの費用や税金、そのうち誰かが住むかもしれないという理由等で「とりあえず」空き家にしているケースがほとんどだろう。「とりあえず」の対価としてのリスクは全く見合わないものだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2026.08.07
奈良 正哉
熱闘の裏側で
夏の甲子園が始まった。その裏側で、広陵やPLなど野球名門校(だった)の不祥事のその後について、「熱…
-
2026.08.05
奈良 正哉
北アフリカの絶望
モロッコから地続きのスペインの飛び地へ不法移民が急増していて、当地の大問題となっている。「海を泳い…
-
2026.08.03
奈良 正哉
日米協調介入
日米が協調介入に踏み切った。円は急騰している。 プラザ合意以降、協調介入は為替相場の転機になって…
-
2026.07.31
奈良 正哉
ストーカーにGPS
ストーカーにGPSを着けさせることが議論されている(7月29日日経)。反対派は「ストーカーにも人権…