管理組合の悲劇
今週号のエコノミストの特集は「マンションの悲劇」だ。マンションの経年問題はさまざまところで語られるが、見出しは徐々にセンセーショナルになっている印象を受ける。その昔マンション勃興期には、マンションは「管理で買え」と言われていた。そのときの「管理」とは、管理会社の管理サービスの内容や品質を指していたと思う。現在の「管理」の問題はそれ以前の「管理組合」の問題だ。管理組合は団体だから、そのものが死んだり衰えたりはしない。しかし構成員はマンション住民という限られた範囲の自然人だから、亡くなって空き家になったり、高齢化により収入が減ったり、判断力が衰えたりしたりする。特に戸数の少ないマンションでは、構成員の人数や機能の維持が難しい。逃げ勝ちか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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