ふるさと納税負け組
「ふるさとレガシーギフト(遺産の一部を自治体に寄附をする金融商品)」の説明で首都圏近郊の市区町村に伺うと、ふるさと納税の負け組の話が聞けることがある。負け組とは、ふるさと納税による収入が、住民の他自治体への寄附額を下回って、ネット税収がマイナスになっていることを指している(5月22日日経夕刊に負け組ランキングが掲載されている)。これらの自治体は、総じて財政規模が大きいので、危機感を訴えるというところまでではない。ただし、ふるさと納税には不快感ないし、いらいら感を募らせていることは確かなようだ。かといって同じ土俵すなわち返礼品競争に身を投じようとは思っていない。何か他の方法で挽回を図りたいということだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.11.28
奈良 正哉
美術品バブルの崩壊
美術品の市況が悪化している。中国経済の落込みによる中国富裕層の買い余力の低下が主因とされる(11月…
-
2024.11.27
奈良 正哉
在職老齢年金の壁
103万円の壁は政治決着を見た。他方厚生年金の受給制限も改正の動きがある(11月20日日経)。現在…
-
2024.11.21
奈良 正哉
新築マンション価格高騰
10月の新築マンション価格は、首都圏で9,239万円、東京23区に限れば1億2,940万円だそうだ…
-
2024.11.20
奈良 正哉
オワコンメディア
大接戦のはずがトランプ大勝。後半追い上げのはずが斎藤大勝。メディアの偏向報道が非難されている。他方…