ふるさと納税負け組
「ふるさとレガシーギフト(遺産の一部を自治体に寄附をする金融商品)」の説明で首都圏近郊の市区町村に伺うと、ふるさと納税の負け組の話が聞けることがある。負け組とは、ふるさと納税による収入が、住民の他自治体への寄附額を下回って、ネット税収がマイナスになっていることを指している(5月22日日経夕刊に負け組ランキングが掲載されている)。これらの自治体は、総じて財政規模が大きいので、危機感を訴えるというところまでではない。ただし、ふるさと納税には不快感ないし、いらいら感を募らせていることは確かなようだ。かといって同じ土俵すなわち返礼品競争に身を投じようとは思っていない。何か他の方法で挽回を図りたいということだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.09.13
奈良 正哉
株主対策は信託銀行
知った顔の写真が日経(9月13日)に載っていたので、また信託のことを書いてみよう。信託銀行は企業の…
-
2024.09.12
奈良 正哉
相続には信託
相続預金のつなぎ止めのために、地域金融機関が本体による信託ビジネス参入を図る動きが見える。人間が絶…
-
2024.09.11
奈良 正哉
中国地方政府は罰金で食う
中国地方政府は不動産不況で税収不足に悩んでいる。これを補填するため罰金に目を付けた。交通法規違反は…
-
2024.09.10
奈良 正哉
株式報酬の拡大
株式報酬を役員から従業員にまで拡大する動きが加速している(9月10日日経)。従業員の経営参加意識の…