ウェブ法廷の普及は地弁のピンチ?
日本も遅まきながら、裁判事務のIT化に本格的に取り組むようだ(3月19日日経参照)。それによれば、法廷に出向かなくてもウェブ上で裁判を進行させることができるようになる。とすると、全国各地にある裁判所は不要になるか、少なくともその場所にある意義は薄くなっていくのだろう。とすると、その周りにある弁護士事務所も港を失った舟のように徐々に不要になっていくのだろうか。もっとも魚(地域の法的サービス需要)はそこにいるから、弁護士事務所は居続けることになるのだろうか。ただ、IT化が裁判所に留まらず顧客と弁護士との間にも広まってくれば(例えば、顧客がウェブで自在に弁護士と繋がることができるようになれば)、顧客がいる地域に弁護士が存在する必要はなくなる。さらにIT化には相応の規模の投資が必要になるから、その余力が小さい地弁(地域弁護士)にはピンチが訪れるかもしれない。今は地銀がピンチだが。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2026.04.13
奈良 正哉
同族企業への総合助言サービス
みずほ信託銀行は、同族企業の経営・資産承継など全般にわたる助言サービスを開始する(4月7日日経)。…
-
2026.04.09
奈良 正哉
相続手続き一括化
大手金融機関が相続手続きを一括対応できるようにする(4月9日日経)。「一括」が何を示すのかわからな…
-
2026.04.08
奈良 正哉
アポロ13号
有人宇宙船オリオンがアポロ13号の人類最遠地点の記録を塗り替えたそうだ。アポロ11号の月面着陸は鮮…
-
2026.04.07
奈良 正哉
AI教育革命は無理
「AIは教育に革命を求める(4月4日日経「大機小機」)」というコラムがある。もっともな内容であり賛…