バブル崩壊のとき見た風景
4月1日日経トップは、中国の銀行で発生している不良債権を、アメリカのファンドが買っているとの記事だ。日本でもバブル崩壊のときに見た風景だ。日本の銀行は買いたたかれていることを十分に承知していながら、まとめて売る(「バルクセール」と呼ばれた)ことのできる米国ファンドに売らざるを得なかった。このような米国ファンドは「はげたかファンド」と呼ばれて、弱った日本の金融機関を食い物にしていると、情緒的かつ不合理な批判がなされた。同日の日経はトルコの外貨準備急減を報じている。トルコリラ危機だ。日本のバブル崩壊のときもアジア通貨危機が起こっていた。もちろん要因は異なるが、似た風景である。背中に冷たさを感じるニュースが期初から報じられた。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.12.16
奈良 正哉
JPX内部通報制度審査
JPXは、新規上場に際して内部通報制度の整備状況を審査する(12月12日日経)。オルツの不正会計が…
-
2025.12.15
奈良 正哉
世界投資と一局投資
日経「一目均衡」の「生き残るための世界株投資」に同感である(12月9日日経)。 内容は詳細に渡る…
-
2025.12.12
奈良 正哉
ふるさと納税控除制限
高所得者優遇との批判を受けて、ふるさと納税に税控除額の上限を設定するようだ(12月11日日経)。年…
-
2025.12.11
奈良 正哉
NHK新会長
NHK新会長は内部昇格となった。改革には内部をよく知る人が適任とされた。しかし、一方では、外部のな…