機械のようにコツコツと
10月24日日経の最近の株式相場大変動の解説記事について、前半の中国やサウジの話はわかっても、後半に出てくる「日経平均ボラティリティインデックス」「リスクパリティ」「CTA」「ロングショート」などは理解できている読者はほとんどいないだろう。運用を仕事にしているプロでさえ、名前はともかくそれらの影響を理解し予測できる人はあまりいないのではないか。筆者を含めて相場の素人が勝とうと思ったら、これらを理解することは必要ないしむしろ有害だ。投資はこれら短期筋の動向に惑わされることなく、上がっても下がっても機械のように一定額をコツコツ積立投資することが肝要だ。ともすると、相場が少し下がると投資を控えたり、逆にチャンスだと思って投資額を増やしたりする。どちらもやめたほうがいい。リーマンショック後日経平均は7000円台(17000円ではない)まであった。今は「少し」下がって22000円台だ。短期的な相場の行方など誰にも分らない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.11.14
奈良 正哉
AIで雇用が減る?
アマゾンやマイクロソフトなど、メガテック企業で大規模な人員削減が相次いでいる。AIによりエンジニア…
-
2025.11.12
奈良 正哉
マムダニ新ニューヨーク市長誕生
ニューヨークでマムダニ新市長が誕生した。急進左派、移民、イスラム教徒だ。富裕層増税、家賃凍結などを…
-
2025.11.11
奈良 正哉
オルツ不正会計、弱小監査法人の限界
「オルツ不正会計の波紋」として日経に連続記事が掲載されていた。直接帰責させているわけではないが、弱…
-
2025.11.07
奈良 正哉
建設業3K脱出でも
大手建設会社大林組が建設現場にカフェ風休憩所を作った(11月6日日経)。建設業界の3K(きつい、汚…