機械のようにコツコツと
10月24日日経の最近の株式相場大変動の解説記事について、前半の中国やサウジの話はわかっても、後半に出てくる「日経平均ボラティリティインデックス」「リスクパリティ」「CTA」「ロングショート」などは理解できている読者はほとんどいないだろう。運用を仕事にしているプロでさえ、名前はともかくそれらの影響を理解し予測できる人はあまりいないのではないか。筆者を含めて相場の素人が勝とうと思ったら、これらを理解することは必要ないしむしろ有害だ。投資はこれら短期筋の動向に惑わされることなく、上がっても下がっても機械のように一定額をコツコツ積立投資することが肝要だ。ともすると、相場が少し下がると投資を控えたり、逆にチャンスだと思って投資額を増やしたりする。どちらもやめたほうがいい。リーマンショック後日経平均は7000円台(17000円ではない)まであった。今は「少し」下がって22000円台だ。短期的な相場の行方など誰にも分らない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.10.24
奈良 正哉
ボーイング大幅賃上げ
ボーイングは組合のストに負けて、4年で35%(単純年8%超!)もの賃上げを提示した。他方、同社は航…
-
2024.10.23
奈良 正哉
インサイダー監視なめてる?
金融庁に出向していた裁判官がインサイダー容疑をかけられている。今度は本丸東証の職員がインサイダー容…
-
2024.10.21
奈良 正哉
長い書名
ヒット本の書名は長くなっているそうだ(10月20日日曜日日経)。ヒット本を読まないのでそんなものか…
-
2024.10.15
奈良 正哉
スタートアップに投資をしたいけれど
大企業がスタートアップへの投資を活発化させているという記事がある(9月25日日経)。企業は全般に金…