株安に身構える
世界中で株価が急落している。市場から離れて久しいので、評論はプロに任せる他はない。ただ、なぜ今なのか、なぜ震源地米国より日本他アジアの方が下げがきついのか、などは後講釈になる。米国金利上昇も、貿易戦争も急に起こったわけではない。大量に売る人がきっかけとなって、ファンドやら裁定取引者やら短期トレーダーやらがそろって売ったということだろう。もっとも、相場の急落でチャートが一変すると、弱気筋が台頭してその後も株価は冴えないものになり、株価そのものが景気の足を引っ張ることにもなりうる。弁護士業などは景気と無関係に見えるが、景気が悪くなると法律アドバイスなど、不要不急で一見「無駄」に思えるコストは削減される。現環境化一番身構えているのは、中国リスクにさらされている企業であろうが、弁護士も身構えなくていいということにはならない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.12.23
奈良 正哉
南鳥島沖レアアース試掘へ
政府は南鳥島沖でレアアースの回収施設を設置する。試掘は27年からだ(12月23日日経)。これまでも…
-
2025.12.18
奈良 正哉
ルンバの負け
自動掃除機ルンバを手掛ける米アイロボットが破産法を申請した(12月16日日経)。中国勢に価格競争で…
-
2025.12.17
奈良 正哉
EUエンジン車禁止撤回
EUは35年以降エンジン車を禁止する目標を撤回する(12月17日日経)。足下で中国EV車に市場を席…
-
2025.12.16
奈良 正哉
JPX内部通報制度審査
JPXは、新規上場に際して内部通報制度の整備状況を審査する(12月12日日経)。オルツの不正会計が…