ふるさと動産寄附
三重県いなべ市が、お金によるふるさと納税に代えて、楽器による納税(寄附)を始めるとの記事があった(10月10日日経)。返礼品も出さないという。ふるさと納税の趣旨からみても面白い工夫だと思う。自治体内の検討の過程では、楽器を査定する業者の選定をどうするのか、査定価額の客観性をどう担保するのか、査定料金負担の予算をどうするのか、がらくた同然の古楽器をわずかな税控除のために大量に持ち込まれたらどう対応するのか、といったことも問題視されただろう。これらを乗り越えて制度化した同市を評価したい。これで不動産も受け入れてくれたら言うことはないが、動産より格段に難しいだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.02.06
奈良 正哉
やっぱり日産
ホンダと日産の統合は破談になった(2月6日日経)。統合に向けてリストラが進まないなら「子会社化」と…
-
2025.02.05
奈良 正哉
一罰百戒が行き過ぎても
最近は選んでフジテレビを見ている。CMはあいかわらずACと番宣だが、番組中のフジ社員の表情は暗くな…
-
2025.02.04
奈良 正哉
「まじか?!」
「まじか?!」ということでトランプ関税にショックを受けて暴落した昨日の東京市場。しかし一夜明けて、関…
-
2025.02.03
奈良 正哉
安定配当重視
安定配当志向は最近始まったわけではない。前から、会社としても減配に対する抵抗感は強かった(1月25…