小規模投信の整理の意味
人気剥落などにより小規模になってしまった投資信託の、期前償還が進んでいるようだ(8月30日日経)。投信の固定経費の問題はあるが、大きな問題は小規模投信といえど、投信ごとに運用担当者が必要なことではないか。運用担当者はいくつもの投信を運用するわけであるが、関心は一部の大規模投信に集中されざるを得ない。一方建前としては、小規模であるからといって運用担当者の運用責任が軽減されるわけではない。小規模投信の整理は固定経費削減だけでなく、運用担当者の運用責任軽減にも意味がある。ひいては投資家の利益にもつながると思われる。
鳥養総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.11.05
奈良 正哉
オーバーツーリズムの裏で
インバウンドによるオーバーツーリズムの反対現象として、日本人の国内観光は減少している。前年同期(1…
-
2025.10.31
奈良 正哉
小中学校教員のワークライフバランス
高市発言で一時話題になった「ワークライフバランス」。気力・体力・使命感のある自発的労働はこんな建前…
-
2025.10.29
奈良 正哉
ニデックはどうなってしまうのだろう
ニデックはどうなってしまうのだろう。東証から「特別注意銘柄」に指定されて、日経平均からも外された。…
-
2025.10.27
奈良 正哉
高市内閣支持74%
日経調査による高市内閣支持率は74%。調査開始以来2位になったそうだ。1位が鳩山だったり、5,6位…