異次元緩和の出口の株主総会
日銀の株式の大量保有の気持ち悪さの理由は、日銀は中央銀行であって投資家ではないということだ。企業の業績にかかわらず株価が上がるとか、流動性の低い銘柄の流動性が枯渇するといったことは、大口投資家がインデックス投資をするときも同様に発生し得る。しかし、気持ちが悪いのは、インデックス投資をするような大口投資家は、通常コアになる銘柄は、売らずに長期に保有することが見込まれるが、投資家ではない日銀はこの異次元緩和の出口としていつかは売るということだ。株主総会シーズンも終わりつつあるが、万一タイミング悪く出口戦略が実行されて、自社の株価が急落したら、原因と対策についての株主総会での質問にどう答えるのか。全てを日銀のせいにするわけにもいかず、経営者は窮する場面があるかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2026.07.23
奈良 正哉
欧州中国車席巻
欧州市場で中国車がシェアを急拡大している。6月には11%に達していて、シェアを落としている日本車を…
-
2026.07.21
奈良 正哉
コカイン使用経験35万人
厚労省の推計によると、日本人でコカインの使用経験のある人は35万人だそうだ(7月6日日経)。麻薬よ…
-
2026.07.17
奈良 正哉
日本株式個人株主増
証券保管振替機構(ほふり)の集計では、個人株主数は1,677万人で1年間で78万人増えた。NISA…
-
2026.07.15
奈良 正哉
子どものSNSの規制
子どものSNSの利用を規制することが世界中で広がっている。オーストラリアはすでに規制している。アメ…