銀行のピンチ 5
以前「銀行のピンチ2」で、投資不適格と市場では評価されるような信用力の低い企業に、いかに融資をするかが問題であると書いた。日本のほとんどの中小企業、新興企業はそのような信用力の低い企業であろう。格付けが低いどころか格付けを取れない企業がほとんどだろう。その中から潰れない企業を選別することがまずは問題だが、それと同時にそういった低信用力企業への融資について、いかに適正なスプレッドを確保できるかも問題だ。現状では、そういった低信用力企業への融資のスプレッドは、貸し倒れリスクに見合った適正なスプレッドが取れていないケースが多いのではないかと思われる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.07.26
奈良 正哉
小林製薬顧問報酬200万円
小林製薬は、事件の責任をとって会長を引いて顧問になった創業家一族の小林氏に対して、月額200万円!…
-
2024.07.25
奈良 正哉
中国は国営企業を中心に成長する?
中国は国営企業を中心に成長していくことを3中全会で確認した(7月19日日経)。国営企業の非効率性は…
-
2024.07.24
奈良 正哉
みずほ社員教育投資
みずほFGは社員が資格を取得した場合、報奨金として最大40万円を助成する(7月18日日経)。社員教…
-
2024.07.22
奈良 正哉
バイデン氏撤退
銃撃直後の共和党指名大会で、トランプ氏は「団結」や「全国民の代表」といった言葉使って、これまでにな…