憲法9条改正案
憲法9条の自民党改正案が固まったそうである。現行9条2項を残して、新たに9条の2を加えるのが骨子とされている。そうすると、現行9条では、自衛隊は、「違憲(9条2項)」ではあるが、「合憲としよう!(実態論)」であったものが、改正案によれば、自衛隊は、「違憲(9条2項)」であるが、「合憲である(9条の2第1項)。」だからそんなに解釈を力まなくても「合憲である(実態論)。」ということになるのか。書いている本人もその効果はよくわからない。改正されると憲法学者は合理的・法律論的に両条を整合的なものとして解釈をするのであろうがご苦労なことである。一方現行9条は司法試験受験生にとって鬼門であったが、改正されると鬼門付迷路になるのだろうか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2026.05.14
奈良 正哉
ニデックは大丈夫か
ニデックは会計不正に加えて、製品に多数の品質不正もあったことを発表した。会計不正だけなら極論すれば…
-
2026.05.12
奈良 正哉
二大政党制
英国では、地方選で与党労働党が惨敗した。保守党も受け皿にならず、二大政党制は崩壊しつつある。これで…
-
2026.05.08
奈良 正哉
再審決定に対する抗告
刑事事件はやらないので門外漢である。そのうえで、再審制度見直しにかかる法務省と議員の議論について書…
-
2026.05.07
奈良 正哉
ウクライナ戦争はどうなった
GW中はネガティブな市場の急変はなかった。イラン戦争については、トランプ氏の言動に一喜一憂しなくな…