人生100年時代の資産運用
「人生100年時代」という言葉が流行っている。人生100年を前提とすると、さまざまな場面で行動が変わるであろうが、その一つは財産形成ないし資産運用ではないか。いわゆる適合性原則によって、高齢者に高リスク商品を勧めることは躊躇されてきた。しかし人生100年を前提とすると、70歳代や80歳代は、まだ資産維持期ではなく資産形成期であるとの判断も働く。さらに、それぐらいの年齢では判断能力に翳りのある人ばかりではない。「高齢者」という画一的なくくりではなく、個別に投資能力を判断しないと、長期的には顧客も不幸になる可能性がある。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 | |
---|---|
業務分野 |
関連するコラム
-
2025.03.27
奈良 正哉
長居の社外取締役
10年を超える長期在任の社外取締役が1割近くいるそうだ(3月16日日経)。場合によっては、社内取締…
-
2025.03.19
奈良 正哉
またまた日本郵政
日本郵政がまたやってくれた。顧客情報無断流用1,000万人分だそうだ(3月19日日経)。看板は民間…
-
2025.03.18
島村 謙
労働市場の変化と非上場企業の効率性
東京証券取引所が、MBO(経営陣が参加する買収)に関する新しいルールを設ける旨が報じられています(…
-
2025.03.12
奈良 正哉
株主優待復活
グローバル企業代表であるトヨタを含め「株主優待」制度を新たに始めたり、復活させる会社が多くなってい…
奈良 正哉のコラム
-
2025.03.27
奈良 正哉
長居の社外取締役
10年を超える長期在任の社外取締役が1割近くいるそうだ(3月16日日経)。場合によっては、社内取締…
-
2025.03.24
奈良 正哉
改憲賛成68%
改憲賛成割合は2018年調査開始以来最大の68%になった(3月3日日経)。ロシアのウクライナ侵攻や…
-
2025.03.21
奈良 正哉
キャリア公務員志願者減
キャリア公務員志願者は継続的に減少して、過去最低になった(3月11日日経)。初任給など民間の処遇改…
-
2025.03.19
奈良 正哉
またまた日本郵政
日本郵政がまたやってくれた。顧客情報無断流用1,000万人分だそうだ(3月19日日経)。看板は民間…