仮想通貨 3
コインチェック社のセキュリティーの甘さが非難の的であり、行政処分の理由とされている。仮想通貨のデータ保存がネットに常時接続状態であったということは、言ってみれば、家の玄関にはカギを掛けておいたが、家に侵入されると金庫の扉は開いていたということか。ただし、流出した通貨データの所在は分かっているし、ブロックチェーンの中で監視されているから身動きが取れないはずだ、とも言う。犯人をブロックチェーンの網で捕えられるのか、通貨を取り戻せるのか。結末に大いに関心があるが、もしそれらができれば、ブロックチェーン技術の面目躍如ということになろう。むかし銀行員は「現金その場限り」と教えられて、現金の過誤払の追及の難しさを叩き込まれたが、ブロックチェーンに監視された仮想通貨は、現金とは比較にならないほど安心安全な決済手段ということになる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2026.06.17
奈良 正哉
災い転じて福となす
ホルムズ海峡封鎖は世界に大きな影響を及ぼした。しかし、よいこともあった。政府の迅速な対応の成果であ…
-
2026.06.15
奈良 正哉
マッチポンプでも好感
トランプ氏はイラン紛争を引き起こし、そして(一時的にせよ)解決した。文字通りのマッチポンプだ。 …
-
2026.06.12
奈良 正哉
日本人は働きます
英国のニートは100万人を超え、16-24歳の人口の13.5%になるそうだ(6月4日日経)。米国で…
-
2026.06.10
奈良 正哉
政党支持率や内閣支持率の信頼性
政党支持率や内閣支持率が各メディアから頻繁に発表される。メディアの党派性から数字に傾向がある。 …