地銀のピンチ 4
今週のAERAに「銀行の寿命はあと7年」とする特集が組まれている。記事にあるように、これまで大手銀行は、東・京・早・慶を中心とした優秀な学生を吸引してきた。地銀ではそれらに加えて各地方の国立大学の優秀な学生を吸引してきた。
ある信託銀行の上級役員が私にこう言ったことがある。「大銀行は優秀な学生を吸引してバカにして排出するシステムだ。」 行員は本部の戦略に疑問を持ってはいけない、支店長の方針に異を唱えてはいけない。そんなことをすればいかに優秀であっても出世階段には残れない。「つべこべ言わずに数字を作れ」ということだ。優秀な学生は考える学生であったはずだ。しかし大銀行に入れば考えない行員が重宝される。優秀な学生はそういった世渡りのルールがすぐにわかる。そしてそれに自分を慣らしていく。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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